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AZELAIC ACID EVIDENCE GUIDE

アゼライン酸美容液の選び方|濃度・全成分・誘導体をどう比べる?

今回公式表示を監査した4商品のうち、美容液として確認できたのはロゼットの1商品です。濃度を開示した15%・20%の商品はクリームで、ローションにはアゼライン酸誘導体(アゼロイルジグリシンK、水)3%の表示があります。美容液を探すときも、商品名だけでなく全成分、数値の対象、剤形、併用成分、使用方法を確認します。医療用外用薬の研究結果を、一般化粧品の効能としては扱いません。

執筆:みんなの成分表編集部公開日:2026年7月22日本文更新:2026年8月4日構成・比較表示更新:2026年9月8日
医学的記述の監修正田 快 医師 / 2026-07-22(詳細)
正田 快医師
正田 快 医師

千葉大学病院所属

形成・美容外科

順天堂大学医学部卒

この記事の医学的記述を監修 / 最終監修日: 2026.07.22

監修日は医学的記述の確認日です。商品価格・購入先・画面構成の編集更新日とは区別しています。

要点と対象商品数を見る

要点4つ

テーマ全体の確認済み対象: 9商品
  • 1アゼライン酸とアゼロイルジグリシンKは別の表示名として記録する。
  • 215%・20%はメーカーが完成品について明示した商品だけに表示する。
  • 3医療の研究は対象の濃度・剤形・疾患まで確認し、化粧品へ流用しない。
  • 4AHAやサリチル酸などの併用成分は、成分名だけで省略しない。

表示・容量・価格・使い方の違い(掲載1商品)

配合量・効果の順位ではありません。表は横にスクロールできます。

使い方は編集部が確認した対象商品のメーカー案内の要約です。他の商品に共通する手順ではありません。購入した商品の容器表示・最新の注意事項も確認してください。

対象商品の公式表示と参考価格
商品・容量全成分の表示名数値の対象・開示状況参考価格・確認日公式の使い方
ロゼットゴマージュ ピールセラム ポア 30mL

容量:30mL

美容液・30mL。角質ケア成分併用の処方として扱う

アゼライン酸

表示確認:2026-07-22

アゼライン酸の完成品中の濃度は非開示¥770

ロゼット公式の単品・税込価格(2026-07-22確認)

使い方の要約は未掲載。公式案内を確認してください。

メーカーの使用方法・注意表示
全成分の比較表を開く →

購入前にそろえる確認項目

おすすめ順位ではなく、表示を同じ順番で読むための表です。

画面幅が狭い場合は、表を横にスクロールできます。

購入前にそろえる確認項目おすすめ順位ではなく、表示を同じ順番で読むための表です。
確認項目確認する場所分かること・分からないこと
表示名メーカー公式の全成分欄アゼライン酸かアゼロイルジグリシンKか。別名として扱う
濃度公式の商品説明・注記完成品中の数値を明示した場合だけ比較できる
剤形・容量商品規格美容液・クリーム・ローションなどの形と単品規格
併用成分公式の全成分欄角質ケア成分など、完成品の確認点
購入先確認済みのストアURL商品名・容量・単品規格が同じか

メーカー公式の規格・画像・全成分を確認した公開商品です。おすすめ順位ではありません。

アゼライン酸化粧品を比較する

まず、純粋アゼライン酸か誘導体かを分ける

全成分欄に『アゼライン酸』とある商品と、『アゼロイルジグリシンK』とある商品は、同じ表示名ではありません。KISO GGローションのように両方を含む完成品もあります。

KISO GGローションは、アゼライン酸誘導体(アゼロイルジグリシンK、水)3%と表示しています。この原料表示をアゼライン酸3%やアゼロイルジグリシンK単体3%とは書き換えません。純粋アゼライン酸の濃度は、メーカーが別に示さない限り非開示として扱います。

根拠資料:[8]

アゼライン酸とアゼロイルジグリシンKを全成分表示で区別する図解

アゼライン酸と誘導体は別の表示名

アゼライン酸とアゼロイルジグリシンKを同じ成分として換算せず、公式が示す名称と数値を分けて記録します。

図解は公式表示や研究条件を読み分けるための編集部作成です。完成品の効果・安全性・優劣を保証するものではありません。

15%・20%は、完成品中の純粋アゼライン酸と明示された場合だけ比べる

KISOCAREの対象クリームは、アゼライン酸15%または20%を完成品の表示として明記しています。この2商品の数字は、同じ成分名・同じ剤形・同じ20g規格という共通点を確認した上で、公式表示として並べます。

数字だけで効果、肌への合いやすさ、医療上の適応を順位付けしません。製品の全成分、剤形、使用量、肌の状態を含めた完成品として確認します。

根拠資料:[6][7]

治療用外用薬の研究と、化粧品の表示を混同しない

米国皮膚科学会のにきび診療ガイドラインでは、アゼライン酸は局所治療の選択肢の一つに挙げられています。これは医療の診療ガイドラインであり、日本の一般化粧品の効能や個別製品の治療効果を示すものではありません。

丘疹膿疱性酒さを対象に、アゼライン酸20%クリームまたは15%ゲルを比較した無作為化比較試験の系統的レビューがあります。これは特定の外用薬・剤形・使用条件の研究であり、一般化粧品やアゼロイルジグリシンK配合化粧品の治療効果を示すものではありません。症状の診断や治療は皮膚科で相談してください。

根拠資料:[4][5]

美容液なら、同時に入っている成分と使用方法も見る

ロゼットの対象美容液は、全成分欄でアゼライン酸のほかに乳酸、クエン酸、リンゴ酸、サリチル酸を確認できます。アゼライン酸だけの製品として扱わず、角質ケア成分を併用した完成品として読みます。

使用方法・注意は商品ごとに異なります。ロゼットの対象美容液は、赤み・はれ・かゆみ・刺激などの異常が現れた場合は使用を中止し、皮膚科専門医等へ相談するよう公式が案内しています。ほかの商品も、購入前にメーカーの使用方法・注意表示を確認します。

根拠資料:[9][3]

よくある質問

Q. アゼライン酸とアゼロイルジグリシンKは同じですか?

A. 同じ表示名ではありません。商品比較では別に記録し、誘導体の%をアゼライン酸そのものの%として扱いません。

Q. 15%と20%はどちらがよいですか?

A. 数字だけでは決められません。完成品の剤形、全成分、使用方法、肌への反応を確認し、治療の必要がある症状は皮膚科に相談します。

Q. アゼライン酸化粧品でにきびや酒さを治療できますか?

A. 化粧品への配合だけでは治療を意味しません。研究対象の外用薬と一般化粧品を分け、症状は医療者に相談してください。

根拠資料

  1. [1]みんなの成分表:アゼライン酸の成分解説
  2. [2]厚生労働省:化粧品の全成分表示の表示方法等について
  3. [3]厚生労働省:化粧品の特記表示に関する通知
  4. [4]American Academy of Dermatology:にきび診療ガイドライン
  5. [5]PubMed:丘疹膿疱性酒さに対する15%ゲル・20%クリームの系統的レビュー
  6. [6]KISOCARE公式:キソ バランシングクリームAZ 20g
  7. [7]KISOCARE公式:キソ バランシングクリームAZ2 20g
  8. [8]KISOCARE公式:キソ GGローション 120mL
  9. [9]ロゼット公式:ロゼットゴマージュ ピールセラム ポア 30mL

公開した監査データは AZELAIC ACIDの表示監査データ で確認できます。