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アゼライン酸とは?化粧品の濃度・誘導体・選び方を公式表示から解説

アゼライン酸は化粧品の全成分欄に「アゼライン酸」と表示される成分です。商品によっては、別の表示名であるアゼロイルジグリシンKを含むもの、両方を含むものがあります。完成品中のアゼライン酸15%・20%を公式が明記する化粧品もありますが、数字だけで効果や治療上の適応を決めることはできません。全成分、数値の対象、剤形、使用方法を確認し、医療で使われる外用薬の研究を一般化粧品にそのまま当てはめないことが大切です。

商品名、JAN、剤形・容量、公式画像、全成分表示を照合したSKUだけを掲載しています。純粋アゼライン酸、誘導体、濃度非開示の表示を分けて記録します。

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120mL / 公式単品価格 ¥2,468

全成分の表示: アゼロイルジグリシンK、アゼライン酸

配合量の公表: アゼライン酸誘導体(アゼロイルジグリシンK、水)3%。アゼロイルジグリシンK単体およびアゼライン酸そのものの完成品中の濃度は非開示

みんなの成分表編集部

査読論文・公的資料・公式表示を基にした編集部解説・最終更新

この記事の要点

  • アゼライン酸とアゼロイルジグリシンKは別の表示名として確認する
  • 15%・20%はメーカーが完成品中の純粋アゼライン酸を明記した場合だけ表示する
  • 全成分欄で配合の有無は確認できても、非開示の濃度は推定しない
  • にきび・酒さを対象とした外用薬の研究を、一般化粧品の治療効果として読み替えない

アゼライン酸とは

アゼライン酸は化粧品の全成分欄に「アゼライン酸」と表示される成分です。市販化粧品には、アゼライン酸そのものを含む商品、アゼロイルジグリシンKを含む商品、両方を含む商品があります。これらを一つの濃度にまとめるのではなく、公式が示す名称と数値の対象をそのまま記録します。KISO GGローションの全成分欄にはアゼロイルジグリシンKとアゼライン酸の両方があり、公式はアゼライン酸誘導体(アゼロイルジグリシンK、水)3%と表示しています。この3%をアゼライン酸3%やアゼロイルジグリシンK単体3%に置き換えません。

根拠資料: [7][1]

透明な美容液の中にアゼライン酸を表す分子構造を描いた概念図

15%・20%は、完成品中の純粋アゼライン酸と明記された場合だけ比較する

KISOCAREの対象クリームはアゼライン酸15%または20%を完成品の表示として明記しています。数字を記録できるのは、同じ成分名についてメーカーが完成品の割合として示しているためです。ただし数字の大小だけで、完成品の効果、肌への合いやすさ、医療上の適応を順位付けしません。剤形、全成分、使用量、肌の状態まで含めて確認します。全成分欄でアゼライン酸を確認できても、公式に数値がなければ○(配合あり)として扱い、濃度は推定しません。

根拠資料: [5][6][1]

アゼライン酸の濃度は、全成分表示、公式の完成品中の割合、数値記録の順で確認する図解

アゼライン酸関連化粧品を3段階で確認する

商品名の訴求だけで判断せず、成分表示・数値・研究対象を順に分けます。

1. 表示名

純粋アゼライン酸かアゼロイルジグリシンKかを、公式の全成分欄で確認する

2. 数値と規格

数値が完成品中の何を指すか、剤形・容量・単品規格を確認する

3. 研究と使用方法

外用薬研究の対象を化粧品へ流用せず、メーカーの使用方法・注意表示を確認する

アゼロイルジグリシンKは、別の表示名として扱う

アゼロイルジグリシンKの%表示があっても、アゼライン酸そのものの%として換算しません。一つの完成品に純粋アゼライン酸とアゼロイルジグリシンKの両方が入っていても、全成分欄だけからそれぞれの正確な割合を計算することはできません。誘導体の名称を含む商品を探す場合も、商品名の訴求だけで決めず、メーカー公式の全成分欄で確認します。数値が示されていない成分は、少ない・多いと推測せず、配合ありとして記録します。

根拠資料: [7][1]

アゼライン酸とアゼロイルジグリシンKを別の表示名として確認する図解

外用薬の研究と、一般化粧品の表示を混同しない

アゼライン酸はにきびの局所療法として診療ガイドラインに挙げられ、酒さについては15%ゲルまたは20%クリームの外用薬を対象とした系統的レビューがあります。これらは疾患、薬剤、濃度、剤形、使用条件が決まった医療の情報です。日本の一般化粧品に同じ成分名や同じ数字があっても、治療効果や同じ結果を意味するものではありません。症状が続く・悪化する場合は皮膚科に相談してください。

根拠資料: [3][4][2]

アゼライン酸の研究を読むときの早見表

研究の対象を、一般化粧品の効果や推奨順位に読み替えないための表です。

にきびの診療ガイドライン

根拠: [3]

条件
局所療法としての医療情報
分かったこと
アゼライン酸が選択肢として記載される
まだ分からないこと
化粧品一般の治療効果や使用法を示すものではない

酒さの系統的レビュー

根拠: [4]

条件
15%ゲルまたは20%クリームの外用薬
分かったこと
特定の外用薬研究を整理
まだ分からないこと
別の剤形・一般化粧品・誘導体へそのまま当てはめない

国内化粧品の公式表示

根拠: [5][6][7]

条件
商品ごとの全成分・完成品中の数値
分かったこと
配合の有無や明示された数値を確認できる
まだ分からないこと
数値だけで治療効果・優劣は決められない

根拠資料: [3][4][5][6][7]

アゼライン酸だけでなく、完成品の全成分を見る

ロゼットの対象美容液はアゼライン酸を含みますが、乳酸、クエン酸、リンゴ酸、サリチル酸も全成分欄で確認できます。アゼライン酸だけの製品とは扱わず、角質ケア成分を複数含む完成品として、メーカーの使用方法・注意表示を確認します。肌への反応は成分一つだけでは決まらず、処方、使う量、頻度、肌の状態、併用製品でも変わります。商品名に同じ成分が入っていても、他の成分と剤形が違えば、同じ使い方や同じ感じ方を期待する根拠にはなりません。

根拠資料: [8][2]

赤み・痛み・かゆみが続く場合は使用を中止する

新しい化粧品を複数同時に始めると、刺激が出たときに原因を分けにくくなります。メーカーの使用方法を確認し、赤み、痛み、かゆみ、腫れなどが続く場合は使用を中止します。症状が強い、広がる、長引く場合や、にきび・酒さなどの症状について治療が必要か判断したい場合は、化粧品の成分名だけで自己判断せず皮膚科に相談してください。使用頻度を増やしたり、複数の角質ケア製品を重ねたりして解決しようとせず、まず製品の説明と肌の状態を確認します。

根拠資料: [3][2]

利用上の注意: アゼライン酸を含む一般化粧品は、にきび・酒さなどの疾患治療を保証するものではありません。純粋アゼライン酸とアゼロイルジグリシンK、医療用外用薬と化粧品を混同しないでください。赤み、痛み、かゆみ、腫れが続く場合や、治療の必要がある症状は皮膚科に相談してください。

アゼライン酸のよくある質問

アゼライン酸15%と20%はどちらがよいですか?

数字だけで優劣は決められません。完成品の剤形、全成分、使用方法、肌への反応を確認します。

アゼロイルジグリシンKはアゼライン酸と同じですか?

同じ表示名ではありません。誘導体の配合率をアゼライン酸そのものの濃度に換算しません。

アゼライン酸化粧品はにきびや酒さを治療できますか?

一般化粧品への配合だけでは治療を意味しません。症状は皮膚科に相談してください。

編集: みんなの成分表編集部記事・データの作成方針運営会社

医師監修

正田 快医師
正田 快 医師

千葉大学病院所属

形成・美容外科

順天堂大学医学部卒

最終監修日: 2026.07.22