
全成分の表示: レチノール(ほかに複数のレチノール由来成分を全成分欄で確認)
配合量の公表: 純粋レチノール0.1%(メーカー公式の完成品表示)
レチノールはビタミンA類の一つで、化粧品の全成分欄では「レチノール」と表示されます。化粧品の商品名に0.1%や0.3%などの数字があっても、純粋レチノールの完成品中の割合なのか、レチノールを含む複合原料の配合率なのかは商品ごとに異なります。選ぶときは、公式の全成分、数値の対象、剤形、使用方法を確認し、研究で使われた製剤・濃度・期間を市販の別製品へそのまま当てはめないことが大切です。
商品名、JAN、剤形・容量、公式画像、全成分表示を照合したSKUだけを掲載しています。純粋レチノールと複合原料の数値を同じ濃度として扱いません。

全成分の表示: レチノール(ほかに複数のレチノール由来成分を全成分欄で確認)
配合量の公表: 純粋レチノール0.1%(メーカー公式の完成品表示)

全成分の表示: レチノール(ほかに複数のレチノール由来成分を全成分欄で確認)
配合量の公表: 純粋レチノール0.2%(メーカー公式の完成品表示)

全成分の表示: レチノール(ほかに複数のレチノール由来成分を全成分欄で確認)
配合量の公表: 純粋レチノール0.4%(メーカー公式の完成品表示)

全成分の表示: レチノール
配合量の公表: リポソーム化レチノールコンプレックス0.3%、純粋レチノール0.11%(メーカー公式Q&A)。0.3%を純粋レチノール量とは扱わない
みんなの成分表編集部
査読論文・公的資料・公式表示を基にした編集部解説・最終更新
レチノールはビタミンA類の一つで、化粧品の全成分欄では「レチノール」と表示されます。市販化粧品では、レチノールだけでなく、パルミチン酸レチノール、レチノイン酸トコフェリルなど、似た名称の成分が同じ製品に入ることがあります。これらは同じ表示名ではありません。レチノールそのものの量、ほかのビタミンA類の量、完成品全体の使い心地を、全成分欄から足し算して推定することはできません。まずはメーカー公式の全成分と、各商品の説明で何を数値化しているかを分けて読みます。

濃度の数字は、完成品中の純粋レチノールを示す場合もあれば、レチノールを含む複合原料の配合率を示す場合もあります。KISOCAREの対象商品は純粋レチノール0.1%、0.2%、0.4%を完成品の表示として明記しています。Anuaの対象商品は、リポソーム化レチノールコンプレックス0.3%と純粋レチノール0.11%を別に表示しています。このため0.3%を純粋レチノール0.3%とは扱いません。全成分欄でレチノールが前方にあるかどうかからも、正確な割合を決めません。日本の化粧品では1%以下の成分は順不同で表示できるためです。

商品名の数字だけで判断せず、完成品の表示と研究の対象を順に照合します。
1. 商品規格
メーカー公式の名前、剤形、容量、単品規格、公式画像を確認する
2. 全成分と数値
レチノールの有無、純粋レチノールか複合原料か、完成品の数値の対象を確認する
3. 使用方法と根拠
メーカーの注意表示と、研究の濃度・剤形・対象・期間が一致しているかを別に確認する
日本人中年女性を対象に0.075%レチノールクリームを26週間評価した無作為化比較試験や、0.1%安定化レチノール製剤に関する6件の車両対照試験の統合解析があります。これらは、レチノールを含む特定の完成品を、特定の対象者が、決められた期間に使用した研究です。研究で使われた濃度や製剤を、市販の別の美容液・クリームに当てはめて同じ結果を約束することはできません。研究は数値の大きさで商品を順位付けする根拠ではなく、対象・剤形・使用期間を含めて読む情報です。
研究の条件を、市販化粧品の比較や効果の保証に置き換えないための表です。
根拠: [2]
根拠: [3]
根拠: [4]
化粧品に配合されたレチノールと、医療機関で扱う薬や治療は、同じものとして扱いません。成分名、濃度、剤形、使用部位、用法が異なります。にきび、赤み、皮膚炎などの症状がある場合、化粧品の成分名だけで治療の要否を判断せず、診断と治療方針を医療者に確認してください。海外の安全性見解も、日本での一律の濃度規制や、個々の製品の適否を示す情報としては扱いません。商品ページの言葉と医療用製剤の添付文書を、同じ意味に読み替えないことが必要です。

使用量、頻度、朝晩の使い分け、併用の注意は、成分名だけから一律に決められません。購入した製品のメーカー公式ページと容器の使用方法を確認します。新しい化粧品を複数同時に始めると、赤みやひりつきが出たときに原因を分けにくくなります。Anuaの対象商品には妊娠・授乳中の使用を控えること、高濃度ビタミンCまたは角質除去成分を含む製品との併用を控えることの案内がありますが、これは同商品に対する注意であり、ほかの全製品に自動で流用しません。
利用上の注意: レチノール化粧品の使用量・頻度・併用注意は製品ごとに異なります。妊娠・授乳中、皮膚疾患の治療中、外用薬を使用中、赤み・痛み・かゆみ・腫れが続く場合は、自己判断で使い続けず、製品表示を確認し医師・薬剤師に相談してください。化粧品の表示を疾患治療や効果の保証として読み替えません。
数字だけでは選べません。純粋レチノールか複合原料か、全成分、剤形、使用方法、肌への反応を確認します。
正確な濃度は断定できません。1%以下の成分は順不同で表示できるため、公式が完成品中の数値を明記した場合だけ記録します。
製品ごとの注意表示を確認し、判断に迷う場合は自己判断を避けて医師・薬剤師に相談してください。
医師監修

千葉大学病院所属
形成・美容外科
順天堂大学医学部卒
最終監修日: 2026.07.22