
全成分の表示: セラミドNG・AP・AG・NP・EOP(全成分欄で確認)
配合量の公表: 完成品中の各セラミドの配合率はメーカー公式で非開示
由来: 合成(ヒト型)
セラミドNPは、脂肪酸とフィトスフィンゴシンからなるセラミドの個別表示名です。全成分欄でNPの配合有無は確認できますが、原料の由来、純度、完成品中の配合率までは分かりません。セラミド全般の種類や化粧品の比較は、総論のセラミドハブで扱います。
商品名、JAN、剤形・容量、公式画像、全成分表示を照合したSKUだけを掲載しています。医薬部外品の有効成分表示と一般化粧品の全成分表示を分け、内服OTCや濃度の推定を混ぜません。

全成分の表示: セラミドNG・AP・AG・NP・EOP(全成分欄で確認)
配合量の公表: 完成品中の各セラミドの配合率はメーカー公式で非開示

全成分の表示: セラミドNG・AP・AG・NP・EOP(全成分欄で確認)
配合量の公表: 完成品中の各セラミドの配合率はメーカー公式で非開示

全成分の表示: セラミドNP・AP・AS・NG・NS・EOP(全成分欄で確認)
配合量の公表: 完成品中の各セラミドの配合率はメーカー公式で非開示

全成分の表示: セラミドNP(全成分欄で確認)
配合量の公表: 完成品中のセラミドNPの配合率はメーカー公式で非開示

全成分の表示: セラミドNP・NS・AP・AS・EOP(全成分欄で確認)
配合量の公表: 完成品中の各セラミドの配合率はメーカー公式で非開示

全成分の表示: セラミドNP(全成分欄で確認)
配合量の公表: 完成品中のセラミドNPの配合率はメーカー公式で非開示
みんなの成分表編集部
査読論文・公的資料・公式表示を基にした編集部解説・最終更新
セラミドは、脂肪酸とスフィンゴイド塩基が結合した脂質の総称です。人の皮膚では、角層細胞の間を満たす細胞間脂質の主要成分として存在します。角層はよく「レンガとモルタル」にたとえられ、角層細胞がレンガ、セラミド・コレステロール・遊離脂肪酸からなる脂質がモルタルに相当します。セラミドは一種類の物質ではなく、脂肪酸と塩基の構造の組み合わせにより多数のサブクラスと分子種に分かれます。
角層の細胞間脂質は、脂質分子が規則的に重なったラメラ構造をつくります。この構造が、体内からの過剰な水分蒸散を抑え、外部の化学物質などが通過しにくい環境をつくります。重要なのはセラミドの量だけではありません。セラミドのサブクラス、脂肪酸鎖の長さ、コレステロールや遊離脂肪酸との組成、脂質がどのように並ぶかがバリア特性に関係します。したがって、化粧品にセラミドが入っているという一項目だけで、製品全体の保湿力を予測することはできません。

セラミドNPは、非ヒドロキシ脂肪酸(Non-hydroxy fatty acid)のNと、フィトスフィンゴシン(Phytosphingosine)のPを組み合わせた名称です。つまりNPは、セラミドの構造を構成する二つの部分を示す記号です。研究文献ではCER[NP]のように表記されることもあります。フィトスフィンゴシン型のセラミドは人の角層にも存在しますが、化粧品の全成分表示にある「セラミドNP」から、原料の由来、脂肪酸鎖長、純度、配合濃度まで読み取ることはできません。

セラミドAPはα-ヒドロキシ脂肪酸(A)とフィトスフィンゴシン(P)、セラミドEOPはエステル化ω-ヒドロキシ脂肪酸(EO)とフィトスフィンゴシン(P)からなるサブクラスです。古い化粧品資料では、セラミド1、3、6-IIをEOP、NP、APに対応させる説明が広く使われました。ただし数字による旧分類は研究史のなかで命名法が統一されておらず、現在の構造ベースの名称と常に完全な一対一対応になるとは限りません。商品を確認するときは、古い数字だけでなく、現在の全成分表示に記載されたNP・AP・EOPなどの名称を見ます。

「ヒト型セラミド」は、皮膚に存在するセラミドと同じ、または類似する構造を持つ原料群を説明するときに商品情報で使われる表現です。一方、日本の全成分表示では、セラミドNP、セラミドAP、セラミドEOPなど個別の表示名称が使われます。「ヒト型」という表現だけから、原料が人由来であることや、配合量、製法を判断することはできません。原料由来や製法を知りたい場合は、全成分表示ではなくメーカーの原料説明や問い合わせ情報を確認します。
セラミドを含む保湿製剤は、乾燥肌やアトピー性皮膚炎に伴う皮膚バリア低下を対象に研究されています。成人の湿疹を対象にした無作為化比較試験では、セラミドを含む洗浄料とクリームの組み合わせで、28日後の経皮水分蒸散量と角層水分量に対照製品との差がみられましたが、湿疹の重症度指標には有意差がありませんでした。小児を対象にした別の試験では、セラミド配合保湿剤とパラフィン系保湿剤の臨床効果は同程度でした。これらは完成品同士の比較であり、セラミドNP単独の効果や、すべてのセラミド化粧品の優位性を示すものではありません。研究には製品メーカーの関与があるものもあり、処方、対象者、期間を分けて読む必要があります。
角層の脂質構造は、セラミドだけでなくコレステロールと遊離脂肪酸を含む複数の脂質から成ります。保湿製品では、これらの脂質、グリセリンなどの保湿剤、ワセリンや植物油などの油性成分、乳化剤を組み合わせて、水分保持、蒸散抑制、塗り広げやすさを調整します。セラミドは水に溶けにくいため、製品内で安定して分散・乳化させる設計も必要です。同じ「セラミドNP配合」でも、ローション、乳液、クリームでは油分量、使用感、肌に残る時間が異なります。
セラミドは角層の細胞間脂質を構成するバリア脂質です。グリセリンとヒアルロン酸Naは、水分を引き寄せて保持するヒューメクタントとして使われます。ワセリンは皮膚表面に油性の膜をつくり、水分の蒸発を抑える閉塞剤です。役割が異なるため、いずれか一つを選ぶというより、乾燥の程度や好みの感触に合わせて、同じ製品や重ね使いで組み合わせることがあります。水分を補うローションだけでつっぱる場合は、乳液やクリームのように脂質・油性成分を含む剤形も選択肢になります。
保湿成分は、角層の脂質構造を補う、水分を抱える、皮膚表面を覆って蒸発を抑えるなど役割が異なります。成分単体の優劣ではなく、処方中で担う代表的な機能を整理します。
まず、商品説明の「セラミド配合」だけでなく、全成分表示でセラミドNP、AP、EOPなどの名称を確認します。日本の化粧品は原則として配合量の多い順に表示されますが、1%以下の成分は順不同で表示でき、着色剤にも例外があります。そのため表示位置から正確な濃度は分かりません。次に、グリセリンなどの保湿剤、コレステロールや脂肪酸、ワセリンなどの油性成分、香料・エタノール、剤形を見ます。顔、体、洗い流す製品、洗い流さない製品では使用方法も異なるため、目的の部位と使用頻度が合う完成品を選びます。
Cosmetic Ingredient Review(CIR)は、セラミドNPを含む23種類のセラミドについて、化粧品で報告されている使用方法と配合濃度の範囲で安全に使用できると評価しています。評価資料では、セラミドNPのワセリン分散物を用いたヒトのパッチ試験で皮膚刺激はみられず、モルモットを用いた感作性試験でもセラミドNPは感作性を示しませんでした。ただし、安全性評価は完成品がすべての人に合うことを保証するものではありません。赤み、かゆみ、腫れ、強い刺激が出た場合は使用を中止し、症状が続く場合は皮膚科に相談してください。
根拠資料: [13]
人の皮膚にあるセラミドは、角層の細胞間脂質として水分が逃げにくく、外部物質が通りにくいバリア構造を支えます。化粧品では、乾燥した角層を保湿し、バリアを補う目的でセラミドが配合されます。製品の効果はセラミドだけでなく処方全体で決まります。
脂肪酸とスフィンゴイド塩基の構造が異なります。NPは非ヒドロキシ脂肪酸+フィトスフィンゴシン、APはα-ヒドロキシ脂肪酸+フィトスフィンゴシン、EOPはエステル化ω-ヒドロキシ脂肪酸+フィトスフィンゴシンです。
化粧品では旧称のセラミド1、3、6-IIをそれぞれEOP、NP、APに対応させる説明が多く使われます。ただし古い数字分類は命名法が統一されていなかったため、商品確認では現在の全成分表示にある構造名を優先します。
皮膚に存在するセラミドと同じ、または類似する構造を持つ原料群を説明するための商品表現です。全成分表示ではセラミドNP、AP、EOPなどと記載されます。「ヒト型」という言葉だけから原料由来や配合量は判断できません。
種類の数だけで保湿力や製品の優劣は決まりません。セラミドの種類と量に加え、コレステロール、脂肪酸、グリセリン、油性成分、乳化構造、剤形など処方全体が使用感と機能に関係します。
セラミドは角層の脂質構造を支えるバリア脂質です。グリセリンとヒアルロン酸は水分を引き寄せて保持する保湿成分です。働き方が異なるため、一つの製品で組み合わせて配合されることがあります。
日本の化粧品は原則として配合量の多い順に表示されますが、1%以下の成分は順不同にできるなど例外があります。前方にあることは手掛かりになりますが、表示だけで正確な濃度や製品の保湿力は分かりません。
セラミドは乾燥肌向けの保湿製品に広く使われますが、肌への適否は香料、エタノール、防腐剤、油性成分などを含む完成品全体で変わります。敏感な時期は使用部位で少量から試し、刺激や赤みが出た場合は中止してください。
同じではありません。セラミドNPは化粧品の全成分表示に使われる脂質成分で、グルコシルセラミドはセラミドに糖が結合した別の成分です。塗布と経口摂取では研究の条件や評価項目も異なります。
医師監修

千葉大学病院所属
形成・美容外科
順天堂大学医学部卒
最終監修日: 2026.07.18