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PDRN EVIDENCE GUIDE

PDRNとDNA-Naの違い|DNA-Naコスメ・化粧品の表示を解説

PDRNとDNA-Naは、化粧品では常に一対一で同じ意味ではありません。PDRNは商品説明や研究で使われる名称、DNA-Naは日本の化粧品の全成分欄に現れる表示名です。DNA-Naコスメ・化粧品を探すときも、メーカーがPDRNの注釈先をDNA-Naとしているかを商品ごとに確認します。別の成分名を独自のPDRN訴求に対応づける製品もあるため、商品名、全成分表示、研究原料の3層を分けて確認する必要があります。

執筆:みんなの成分表編集部公開日:2026年7月22日本文更新:2026年8月13日構成・比較表示更新:2026年9月8日
医学的記述の監修正田 快 医師 / 2026-07-22(詳細)
正田 快医師
正田 快 医師

千葉大学病院所属

形成・美容外科

順天堂大学医学部卒

この記事の医学的記述を監修 / 最終監修日: 2026.07.22

監修日は医学的記述の確認日です。商品価格・購入先・画面構成の編集更新日とは区別しています。

要点と対象商品数を見る

要点4つ

テーマ全体の確認済み対象: 16商品
  • 1PDRNは原料群・商品訴求・研究用語として使われ、文脈によって指す範囲が変わります。
  • 2DNA-Naは化粧品の全成分表示で確認できる名称ですが、名称だけで由来や分子量は分かりません。
  • 3PDRNの注釈先がDNA-Naではない商品もあり、メーカーの公式注釈を確認します。
  • 4PN、加水分解DNA、乳酸桿菌培養溶解質を自動的に同じ成分として扱いません。

PDRN・DNA-Na・PNを表示の役割で比較

同じか違うかを一語で決めず、どの情報欄で使われる名称かを整理します。

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PDRN・DNA-Na・PNを表示の役割で比較同じか違うかを一語で決めず、どの情報欄で使われる名称かを整理します。
名称主に現れる場所確認できる範囲
PDRN商品説明・原料説明・研究論文文脈により原料群、訴求名、規格を定めた研究原料を指す
DNA-Na化粧品の全成分欄表示名としての配合。由来、分子量、純度、濃度は別途確認
メーカー独自PDRN商品名・ブランド独自の原料説明注釈先の成分を確認。DNA-Naや研究原料と同じとは限らない
PN研究論文・美容施術の説明一般にPDRNより長い鎖として整理されるが、統一基準はない
商品選びの確認項目と関連リンク

次の行動

PDRN化粧品を選ぶとき、DNA-Naの表示を確認する

購入候補を絞るときは、PDRNという商品名だけで決めず、同じ商品について次の3点を順に照合します。比較表では、表示名と数値の対象を分けて確認できます。

  1. 1.PDRNの注釈先がDNA-Naか、メーカー独自の別の表示名か
  2. 2.全成分欄で実際に確認できる表示名は何か
  3. 3.ppm・%が完成品、純分、原料液のどれを示すか

PDRNとDNA-Naは、3つの場所で意味を分ける

1つ目は商品名・広告のPDRNです。メーカーが原料やシリーズを説明するために使う名称で、全成分名そのものとは限りません。2つ目は全成分欄のDNA-Naなどの表示名です。購入する完成品に何と表示されているかを確認できます。3つ目は論文のPDRNです。由来、純度、断片長、分子量などが定義された研究用原料を指す場合があります。

この3層が一致していると公式に確認できない限り、「商品名がPDRNだから研究原料と同じ」「DNA-Naがあるから論文と同じ濃度」とは推定しません。名称の違いは成分の真偽を決めるものではなく、どこまで事実確認できるかを区切るために使います。

根拠資料:[1][7][6]

PDRN化粧品を商品名、全成分、完成品の数値、研究条件の4層で確認する図解

PDRNは4つの情報を分けて確認する

商品名のPDRN表記、全成分欄の表示名、メーカーが示す完成品の数値、研究の対象製剤を順に照合します。

図解は公式表示や研究条件を読み分けるための編集部作成です。完成品の効果・安全性・優劣を保証するものではありません。

DNA-Naは全成分名。由来・純度・分子量までは示さない

日本の化粧品では、配合した成分を決められた表示名称で全成分欄に記載します。DNA-Naが書かれていれば、その表示名の成分が配合されていることを確認できます。一方、DNA-Naという文字だけから、サケ由来か、植物由来か、断片の長さ、分子量、純度、正確な配合量までは分かりません。

全成分の並び順も濃度の手掛かりにとどまります。原則は配合量の多い順ですが、1%以下の成分は順不同で表示できるなどの例外があります。別商品のDNA-Naの位置だけを比べて、配合量の高低を断定できません。

根拠資料:[8]

PDRN化粧品を4段階で確認する

商品名の訴求、全成分の表示名、完成品の数値、研究条件を同じものとして扱わないための順番です。

1. 商品名・訴求

メーカーがPDRNと呼ぶ対象を確認する

2. 全成分表示

DNA-Naなど実際の表示名を確認する

3. 完成品の規格

ppm・%の対象と容量・剤形をそろえる

4. 研究条件

原料・濃度・対象製剤・期間を照合する

公式表示では、DNA-Na型とメーカー独自のPDRN訴求がある

KISOCAREのミルトセラムRNとAnuaの対象トナーは、公式ページでPDRNの注釈先をDNA-Naとし、全成分にもDNA-Naを掲載しています。これらは「メーカーがこの製品ではPDRNをDNA-Naに対応づけている」と確認できます。

一方、Innisfreeの対象セラムとエッセンスローションは、グリーンティーPDRN™の注釈先を乳酸桿菌培養溶解質としています。確認した全成分にDNA-Naや加水分解DNAはありません。この場合もメーカーがPDRNと訴求する商品として扱えますが、DNA-Na型や研究用PDRN-850Kと同じ成分だとは推定しません。

根拠資料:[2][3][4][5]

研究のPDRNは、原料規格と使い方まで含めて読む

2026年の外用研究で使われたPDRN-850Kは、サケ精子由来、純度96%以上、平均断片長約1,200塩基対、平均分子量850kDa以下の原料です。臨床試験ではこの原料を0.1%配合した目元用クリームが使われました。

市販品の商品説明で、同じ由来、純度、断片長、分子量、完成品濃度がすべて確認できるとは限りません。論文にPDRNと書かれていることと、商品ページにPDRNと書かれていることだけを根拠に、化学的同一性や同じ効果を主張することはできません。

根拠資料:[6]

PN・加水分解DNAも、表示名だけでPDRNと同一にはしない

PN(ポリヌクレオチド)とPDRNは、どちらもDNA由来高分子として皮膚科領域の文献で扱われます。2025年の総説では、一般にPNのほうが長い鎖と大きな分子量、PDRNはより短い断片として整理されています。ただし、両者を分ける統一基準はなく、用語が混用される場合もあるとされています。

全成分欄の加水分解DNAも、名称だけから特定のPDRN原料と同一とは判断しません。検索で似た語が出ても、メーカーの注釈、全成分、原料説明、論文中の規格を順に照合します。

根拠資料:[7]

商品ページでの見分け方

商品名から結論を出さず、次の順番で公式情報をたどります。

  1. 1. PDRNの注釈を見る

    ※印や原料説明が、どの成分名につながっているか確認する

  2. 2. 全成分を照合する

    DNA-Na、加水分解DNAなど実際に記載された名称を確認する

  3. 3. 数値の対象を見る

    ppmや%が、完成品・純分・原料液のどれを指すか確認する

  4. 4. 研究と分ける

    由来、純度、分子量、濃度、剤形が研究条件と一致するか確認する

よくある質問

Q. PDRNとDNA-Naは同じ成分ですか?

A. 製品によっては、メーカーがPDRNの注釈先をDNA-Naとしており、その製品では対応関係を確認できます。ただし、すべてのPDRN訴求商品がDNA-Na型ではありません。商品ごとの公式注釈と全成分を確認します。

Q. 全成分にDNA-NaがあればPDRN化粧品ですか?

A. DNA-Naの配合は確認できますが、メーカーがその製品をPDRNとして説明しているかは別です。当サイトのPDRN比較では、公式にPDRNとの対応づけを確認した商品を対象にしています。

Q. DNA-NaコスメはすべてPDRN化粧品ですか?

A. DNA-Naの配合は全成分欄で確認できますが、それだけでメーカーがPDRNとして説明する製品かどうかは決まりません。商品ごとの公式注釈、全成分表示、原料説明を分けて確認します。

Q. 加水分解DNAはPDRNと同じですか?

A. 表示名だけから同じとは判断できません。原料規格、断片長、分子量、由来などが確認できないため、メーカーがPDRNとの対応を公式に説明しているかを確認します。

Q. 植物由来PDRNもDNA-Naと表示されますか?

A. 一律には決まりません。メーカー独自のPDRN訴求では、DNA-Na以外の全成分名を注釈先にする例があります。由来や表示名は商品ごとの公式説明で確認してください。

Q. PNとPDRNは同じですか?

A. 一般には鎖長や分子量の違いで整理されますが、両者を分ける統一基準はありません。PNの注射研究をPDRN化粧品へ置き換えず、研究原料と使い方を確認します。

根拠資料

  1. [1]みんなの成分表:PDRNとは?化粧品の効果・DNA-Na表示と選び方(医師監修)
  2. [2]KISOCARE公式:キソ ミルトセラムRN 30mL(PDRNの注釈、全成分、使用方法)
  3. [3]Anua公式:PDRN100 ヒアルロン酸ブースタートナー 250mL(全成分、使用方法)
  4. [4]Innisfree日本公式:レチノール PDRN アドバンスド セラム 25mL(注釈、全成分)
  5. [5]Innisfree日本公式:レチノール PDRN アドバンスド エッセンスローション 170mL(注釈、全成分)
  6. [6]PLOS ONE:0.1% PDRN-850K外用アイクリームの臨床試験と皮膚移行評価(2026年)
  7. [7]Kim ST:Comparison of Polynucleotide and Polydeoxyribonucleotide in Dermatology(2025年、総説)
  8. [8]厚生労働省:化粧品の全成分表示の表示方法等について

公開した監査データは PDRNの表示監査データ で確認できます。