PDRN EVIDENCE GUIDE
PDRNとDNA-Naの違い|DNA-Naコスメ・化粧品の表示を解説
PDRNとDNA-Naは、化粧品では常に一対一で同じ意味ではありません。PDRNは商品説明や研究で使われる名称、DNA-Naは日本の化粧品の全成分欄に現れる表示名です。DNA-Naコスメ・化粧品を探すときも、メーカーがPDRNの注釈先をDNA-Naとしているかを商品ごとに確認します。別の成分名を独自のPDRN訴求に対応づける製品もあるため、商品名、全成分表示、研究原料の3層を分けて確認する必要があります。
医学的記述の監修:正田 快 医師 / 2026-07-22(詳細)

千葉大学病院所属
形成・美容外科
順天堂大学医学部卒
この記事の医学的記述を監修 / 最終監修日: 2026.07.22
監修日は医学的記述の確認日です。商品価格・購入先・画面構成の編集更新日とは区別しています。
要点と対象商品数を見る
要点4つ
テーマ全体の確認済み対象: 16商品- 1PDRNは原料群・商品訴求・研究用語として使われ、文脈によって指す範囲が変わります。
- 2DNA-Naは化粧品の全成分表示で確認できる名称ですが、名称だけで由来や分子量は分かりません。
- 3PDRNの注釈先がDNA-Naではない商品もあり、メーカーの公式注釈を確認します。
- 4PN、加水分解DNA、乳酸桿菌培養溶解質を自動的に同じ成分として扱いません。
PDRN・DNA-Na・PNを表示の役割で比較
同じか違うかを一語で決めず、どの情報欄で使われる名称かを整理します。
画面幅が狭い場合は、表を横にスクロールできます。
| 名称 | 主に現れる場所 | 確認できる範囲 |
|---|---|---|
| PDRN | 商品説明・原料説明・研究論文 | 文脈により原料群、訴求名、規格を定めた研究原料を指す |
| DNA-Na | 化粧品の全成分欄 | 表示名としての配合。由来、分子量、純度、濃度は別途確認 |
| メーカー独自PDRN | 商品名・ブランド独自の原料説明 | 注釈先の成分を確認。DNA-Naや研究原料と同じとは限らない |
| PN | 研究論文・美容施術の説明 | 一般にPDRNより長い鎖として整理されるが、統一基準はない |
商品選びの確認項目と関連リンク
次の行動
PDRN化粧品を選ぶとき、DNA-Naの表示を確認する
購入候補を絞るときは、PDRNという商品名だけで決めず、同じ商品について次の3点を順に照合します。比較表では、表示名と数値の対象を分けて確認できます。
- 1.PDRNの注釈先がDNA-Naか、メーカー独自の別の表示名か
- 2.全成分欄で実際に確認できる表示名は何か
- 3.ppm・%が完成品、純分、原料液のどれを示すか
PDRNとDNA-Naは、3つの場所で意味を分ける
1つ目は商品名・広告のPDRNです。メーカーが原料やシリーズを説明するために使う名称で、全成分名そのものとは限りません。2つ目は全成分欄のDNA-Naなどの表示名です。購入する完成品に何と表示されているかを確認できます。3つ目は論文のPDRNです。由来、純度、断片長、分子量などが定義された研究用原料を指す場合があります。
この3層が一致していると公式に確認できない限り、「商品名がPDRNだから研究原料と同じ」「DNA-Naがあるから論文と同じ濃度」とは推定しません。名称の違いは成分の真偽を決めるものではなく、どこまで事実確認できるかを区切るために使います。

PDRNは4つの情報を分けて確認する
商品名のPDRN表記、全成分欄の表示名、メーカーが示す完成品の数値、研究の対象製剤を順に照合します。
図解は公式表示や研究条件を読み分けるための編集部作成です。完成品の効果・安全性・優劣を保証するものではありません。
DNA-Naは全成分名。由来・純度・分子量までは示さない
日本の化粧品では、配合した成分を決められた表示名称で全成分欄に記載します。DNA-Naが書かれていれば、その表示名の成分が配合されていることを確認できます。一方、DNA-Naという文字だけから、サケ由来か、植物由来か、断片の長さ、分子量、純度、正確な配合量までは分かりません。
全成分の並び順も濃度の手掛かりにとどまります。原則は配合量の多い順ですが、1%以下の成分は順不同で表示できるなどの例外があります。別商品のDNA-Naの位置だけを比べて、配合量の高低を断定できません。
根拠資料:[8]
PDRN化粧品を4段階で確認する
商品名の訴求、全成分の表示名、完成品の数値、研究条件を同じものとして扱わないための順番です。
1. 商品名・訴求
メーカーがPDRNと呼ぶ対象を確認する
2. 全成分表示
DNA-Naなど実際の表示名を確認する
3. 完成品の規格
ppm・%の対象と容量・剤形をそろえる
4. 研究条件
原料・濃度・対象製剤・期間を照合する
公式表示では、DNA-Na型とメーカー独自のPDRN訴求がある
KISOCAREのミルトセラムRNとAnuaの対象トナーは、公式ページでPDRNの注釈先をDNA-Naとし、全成分にもDNA-Naを掲載しています。これらは「メーカーがこの製品ではPDRNをDNA-Naに対応づけている」と確認できます。
一方、Innisfreeの対象セラムとエッセンスローションは、グリーンティーPDRN™の注釈先を乳酸桿菌培養溶解質としています。確認した全成分にDNA-Naや加水分解DNAはありません。この場合もメーカーがPDRNと訴求する商品として扱えますが、DNA-Na型や研究用PDRN-850Kと同じ成分だとは推定しません。
研究のPDRNは、原料規格と使い方まで含めて読む
2026年の外用研究で使われたPDRN-850Kは、サケ精子由来、純度96%以上、平均断片長約1,200塩基対、平均分子量850kDa以下の原料です。臨床試験ではこの原料を0.1%配合した目元用クリームが使われました。
市販品の商品説明で、同じ由来、純度、断片長、分子量、完成品濃度がすべて確認できるとは限りません。論文にPDRNと書かれていることと、商品ページにPDRNと書かれていることだけを根拠に、化学的同一性や同じ効果を主張することはできません。
根拠資料:[6]
PN・加水分解DNAも、表示名だけでPDRNと同一にはしない
PN(ポリヌクレオチド)とPDRNは、どちらもDNA由来高分子として皮膚科領域の文献で扱われます。2025年の総説では、一般にPNのほうが長い鎖と大きな分子量、PDRNはより短い断片として整理されています。ただし、両者を分ける統一基準はなく、用語が混用される場合もあるとされています。
全成分欄の加水分解DNAも、名称だけから特定のPDRN原料と同一とは判断しません。検索で似た語が出ても、メーカーの注釈、全成分、原料説明、論文中の規格を順に照合します。
根拠資料:[7]
商品ページでの見分け方
商品名から結論を出さず、次の順番で公式情報をたどります。
1. PDRNの注釈を見る
※印や原料説明が、どの成分名につながっているか確認する
2. 全成分を照合する
DNA-Na、加水分解DNAなど実際に記載された名称を確認する
3. 数値の対象を見る
ppmや%が、完成品・純分・原料液のどれを指すか確認する
4. 研究と分ける
由来、純度、分子量、濃度、剤形が研究条件と一致するか確認する
よくある質問
Q. PDRNとDNA-Naは同じ成分ですか?
A. 製品によっては、メーカーがPDRNの注釈先をDNA-Naとしており、その製品では対応関係を確認できます。ただし、すべてのPDRN訴求商品がDNA-Na型ではありません。商品ごとの公式注釈と全成分を確認します。
Q. 全成分にDNA-NaがあればPDRN化粧品ですか?
A. DNA-Naの配合は確認できますが、メーカーがその製品をPDRNとして説明しているかは別です。当サイトのPDRN比較では、公式にPDRNとの対応づけを確認した商品を対象にしています。
Q. DNA-NaコスメはすべてPDRN化粧品ですか?
A. DNA-Naの配合は全成分欄で確認できますが、それだけでメーカーがPDRNとして説明する製品かどうかは決まりません。商品ごとの公式注釈、全成分表示、原料説明を分けて確認します。
Q. 加水分解DNAはPDRNと同じですか?
A. 表示名だけから同じとは判断できません。原料規格、断片長、分子量、由来などが確認できないため、メーカーがPDRNとの対応を公式に説明しているかを確認します。
Q. 植物由来PDRNもDNA-Naと表示されますか?
A. 一律には決まりません。メーカー独自のPDRN訴求では、DNA-Na以外の全成分名を注釈先にする例があります。由来や表示名は商品ごとの公式説明で確認してください。
Q. PNとPDRNは同じですか?
A. 一般には鎖長や分子量の違いで整理されますが、両者を分ける統一基準はありません。PNの注射研究をPDRN化粧品へ置き換えず、研究原料と使い方を確認します。
根拠資料
- [1]みんなの成分表:PDRNとは?化粧品の効果・DNA-Na表示と選び方(医師監修)
- [2]KISOCARE公式:キソ ミルトセラムRN 30mL(PDRNの注釈、全成分、使用方法)
- [3]Anua公式:PDRN100 ヒアルロン酸ブースタートナー 250mL(全成分、使用方法)
- [4]Innisfree日本公式:レチノール PDRN アドバンスド セラム 25mL(注釈、全成分)
- [5]Innisfree日本公式:レチノール PDRN アドバンスド エッセンスローション 170mL(注釈、全成分)
- [6]PLOS ONE:0.1% PDRN-850K外用アイクリームの臨床試験と皮膚移行評価(2026年)
- [7]Kim ST:Comparison of Polynucleotide and Polydeoxyribonucleotide in Dermatology(2025年、総説)
- [8]厚生労働省:化粧品の全成分表示の表示方法等について
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